飯烏賊と独活の辛子酢味噌
飯烏賊(メシイカ)と、春の野菜独活(ウド)を辛子酢味噌で和えました。飯烏賊の豊かな食感と、独活のシャリシャリとした歯触りが楽しい一品。春ならではのさっぱりとした味わいです。
烏賊とは?
飯烏賊(メシイカ)は「ウイジンドウイカ」とも呼ばれるヤリイカ科のイカです。近縁種にベイカ・ヒメジンドウイカがいますが、いずれも体長8cm〜10cm程の小さいイカです。飯烏賊の墨袋は太く、ズングリと太っているのが特徴的。食べる際には丸ごと煮付けなどにします。柔らかく甘味があり、とても美味しいイカです。卵を抱いているとさらに独特の食感、味わいが楽しめます。
飯烏賊の旬
飯烏賊の旬は、春先3月頃です。
飯烏賊の名前の由来
冬の産卵期になると外套内(いわゆる頭)に卵を持ちます。その卵一つ一つが小さな米粒の形をしているため、「飯烏賊」と名付けられました。
独活(ウド)とは?
ウドとは、野菜の中でも数少ない日本原産のものです。独特の香りとシャリシャリとした歯ごたえが人気の秘訣。三鷹市や立川市などが産地として有名です。普段私たちが食している部分はウドの芽の部分です。
独活の名前の由来
ウドは漢字で書くと「独活」。なぜこのように書くのかというのは、生えているウドを見ればわかります。風もなく、周りでは何も動いていないのに、ウドは独りでに動いているように見えるのです。そのため、「独りでに動く=独活」。ウドという名前も、「動く」が訛って「うど」になったそうです。
ウドの旬
ウドは春ウド・寒ウドに分かれますが、旬は春ウドです。
春ウド:3月〜5月頃。柔らかく、香りが良いのが特徴。
寒ウド:11月〜2月頃。
ウドの種類
ウドには「ウド」として販売されているものと、「山ウド」として販売されているものがあります。
ウド:「軟白ウド」や「東京ウド」とも呼ばれています。畑で栽培し、秋口になると根株を地下の室(ムロ)に移動。室を暗闇にして、その中で発芽させます。発芽約1ヶ月で80p程になったところを出荷します。
山ウド:天然のウド。市場では、出荷前のウドに太陽を当て、芽を緑色にしたものを指します。緑化ウドとも。独特の香りがあります。
「ウドの大木」とは
「うどの大木薪にならず、山椒は小粒でぴりぴりと辛い」という言葉がありますが、一体どういった意味なのでしょうか?ウドは成長すると、茎の高さが2m〜3m程にもなります。しかし育ちきった時には、食用はもとより薪や木材にも適しません。このことから「図体ばかり大きくて役に立たない」「見かけ倒し」といった意味で「うどの大木」という言葉が使われています。良い意味ではないですよね。とは言えもともとウドは大木ではありませんから、芽のうちに頂けばおいしく味わうことができるのです。


